アバックヨだ。
サンスリーのPリーグのスペックが出回っているな。カイジ・セブンに続いてまたまた小当たりRUSHだが、『小当たりRUSHカウンター』なる新機能がついているようなので、その正体を予想してみよう。
【CRボウリング革命P★LEAGUE】三洋
6/3予定 10000台
1/319.7→1/94.6
V確ループ+小当RUSH
4&1&3&10&14
確変:ヘソ50%電チュ65%
時短50回特1
8R通50%1008個
6R確30% 756個
16R確20%2016個+RUSH特2
16R確40%2016個+RUSH
6R確20%756個
2R確5%252個+RUSH
2R通35%252個+時短#パチンコ#新台 pic.twitter.com/jJQiUfg9Ep— 4号営業マン(´・ω・) (@Uuuu______Tan) 2018年3月29日
このツイートには書かれていないが、他のブログを見ていると、特1・特2の6R確変は『小当たりRUSH発動カウンター付』との記載がある。
このスペックのままだと、どう考えても基本設計も辛すぎるので、おそらくその情報が正しいのだろう。
となると、『小当たりRUSH発動カウンター』ってなんだ? ということになる。
小当たりRUSH発動カウンターの正体
これは恐らく、小当たりRUSHがついていない、普通の確変としてRUSHが始まった後、規定回転数に達した時点で、小当たりRUSHがついてくるシステムのことだろうと思われる。
例えば、50変動目までは普通の確変で、その間に大当たりすればそれで終わりだが、もし、50変動以上大当たりしなかった場合は、51変動目から小当たりRUSHが始まるという仕様だ。
その、「何変動目から小当たりRUSHが始まるのか」を、複数パターン(10変動目、20変動目、30変動目という風に)もっていて、それを、『小当たりRUSH発動カウンター』という形で、液晶か盤面に表示して演出しているのだろう。
なぜ、そのようなことが出来るのか
このシステムを理解するには、パチンコ機の『状態』というものを少し理解する必要がある。
パチンコ機には、大きくわけて、全部で4つの内部状態が存在する。
- 低確率開放延長なし状態(いわゆる、通常時)
- 低確率開放延長あり状態(いわゆる、時短中)
- 高確率開放延長なし状態(いわゆる、潜伏確変)
- 高確率開放延長あり状態(いわゆる、確変中)
厳密にいうと、もう少し種類があるのだが、基本となるのはこの4つの状態だ。
では、『小当たりRUSH中』は、この中のどの状態になるのかというと、『3番の、高確率開放延長なし状態(いわゆる、潜伏確変)』中になる。
小当たりRUSHのシステムの説明は、今回の趣旨ではないので割愛するが、Pリーグに搭載されていると思われるシステムを実現するためには、要は、『確変中から始まって、規定回転数経過で潜伏確変になればいい』ということだ。
これなら、パチンコをある程度知っている方ならわかると思う。他の機械でも、「確変が始まって、例えば50変動経過すると、電チュー開放が終了して、潜伏確変になる」という機械は普通にあるだろう?
規則上、予め定めておけば(正確には、大当たり図柄の種類で定まっていれば)、大当たり後のn変動目に開放延長状態を終了させることは普通にできる。
また、図柄の種類は、まあ容量的な限界はあるが、実質いくつでも持つことができるので、そのnの数は、いくつにでも設定することができる。
これを、ゲーム性として表現しているのが、『小当たりRUSHカウンター』ということだと思われる。
今後の小当たりRUSH機の展望
この仕様だが、実は、俺の考える、新規則対応スペックで搭載されてくる可能性の高い仕様の1つだ。
新規則対応スペックの非常に厳しい点の1つが(とういか、これがほぼ全てなのだが)、保通協での短時間・中時間・長時間試験の規定が変更になったことだ。
詳細はググれば出てくると思うので割愛するが、これの影響で、確変などのいわゆるRUSH状態時の出玉速度が、従来機よりも大幅に落ちることになる。
要は、確変中の変動時間を遅くしたり、確変中の大当たり確率を辛くしたりする必要があるのだが、たとえば、海物語のようなオーソドックスな次回まで確変タイプの機械で、今、確変中の大当たり確率が、1/40くらいだとして、これが、1/100とかになることを考えてみてほしい。
ユーザー目線からは、かなりのマイナスに感じることだと思う。
これを払拭する方法の1つが、今回の仕様だ。
平たく言うと、確変中限定だが、『スロットの天井のようなイメージで、100変動以上大当たりしなかった場合だけ、小当たりRUSHが発動して、出玉を増やすことができる』という仕様ができるので、新規則でのオーソドックスな次回まで確変タイプの機械の場合は、かなり有力な仕様の1つになると思う。
盤面構成上の問題や、小当たりRUSHが発動していない、普通の確変状態時のベースなど、いろいろとデメリットというか、クリアしなければいけない問題もあるので、一概にこの仕様を搭載することがベストとはいえないが、新たなゲーム性を考えることも可能なので、今後の可能性の1つとして、知っておいてもいいことだろう。
また、『開放延長を消す=小当たりRUSH発動』ということなので、今回説明した仕様以外にも、それを可能にする契機というものは存在する。もしかすると、Pリーグがやっているのがそちらの可能性もあるが、『小当たりカウンター』という名称から判断すると、今回の内容である可能性がかなり高いと思う。
実は、他の契機を使えば、また別の面白いスペックを考えることも可能なのだが、それはまた、機会があれば記事にしたいと思う。
サンスリー機でこの仕様が搭載されているということ
現時点では、すべて予測にすぎないが、もしこの仕様がサンスリーの機械に搭載されているということなら、今後の新規則対応の海シリーズのための布石の可能性もある。
予測が当たっているのかどうか、今後の情報を楽しみにしたい。