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アバックヨだ。
豊丸の新台、『今日もカツ丼』のPVが公開されているな。
このPV、映像作品としても、遊技仕様説明としても、過去の業界のPVの中でも類を見ないレベルの傑作に仕上がっているので、まずは見てみてほしい。
どうだ、最高だろ?
実機に対してもすごく興味が湧いてきたのだが、もう1つ、このPVを見て思ったのが、
「大手メーカーでは、このPV、作れなかっただろうな」
ということだ。
今年の1月、昨年の大みそかに放送された「ガキの使いやあらへんで」において、浜ちゃんがエディマーフィーに扮して、肌の色を黒くした演出に対して、「人種差別ではないか」との議論・批判が起こった。
もしご存知ない方は、「ガキ使 黒」とかでググれば、たくさん記事が出てくるだろう。
この件に限らず、近年、お笑いやエンタメ全般に対して、重箱の隅をつつくように、「差別だ!」「不謹慎だ!」という声がすぐに巻き起こる。
3月に最終回を迎えた、「とんねるずのみなさんのおかげでした」「めちゃイケ」の最終回で、とんねるずやナイナイが、そうした過度の表現の抑圧に対して、意趣返しともとれる発言や歌を放送したことを覚えている人も多いだろう。
そのような時代、流れの中で、今回のPVの企画が持ち上がったとして、このままの内容でOKを出したメーカーは果たして何社あるだろうか。
個人的には、「大手」と呼ばれるメーカーだったなら、かなりの確率で内容を差し替えたと思う。つまらない方向に。
もちろん、今回のPVの中で、黒人の役者さんを店員にしていることは、全体としてはそれほど重要なことではないし、そこを変更したとしても、機種の中身はもちろん、PVとしての面白さにもそれほど影響はないかもしれない。
ただ、こういった企画の全体像の中の1つ1つの要素を、過度の配慮や個人の主観で「控える」ということの積み重ねが、集団としての企画力や発想力を徐々に奪っていくということを、俺は今までの経験で知っている。
そして、それは大手のパチンコメーカーが抱えている問題点の1つでもある。
まあ、今回のPVを見てそんなことを考える人間は、俺くらいなのかもしれないが、PVを見て、「面白いな、おい!」と思うと同時に、そんなことを考えてしまったので、記事にした次第だ。
とにかく、俺は、今回のこの豊丸のPVを非常に面白いと思ったし、導入されたら全力で遊技することで、豊丸に貢献しようと思っている。
『CR今日もカツ丼』のホールへの導入が、非常に楽しみだ。