鳥居ちゃんです。
先週一週間の稼働状況を振り返ります。
2018年10月第3週の稼働状況
10月下旬の新台が導入されています。
地域によって差があったり、一部先行導入の店があるものもありますが、基本的には以下の機種が導入されています。
- 巨人の星2
- ドラムゴルゴ13
- おそ松さん
- シャカリーナ
- PA喰霊
導入機種の中でもっとも稼働が良かったのは、『巨人の星2』。
数字自体はそれほど良いというわけではありませんが、まあ悪くない数字というか、今年の新台の平均的な数字というところです。
続いて『ドラムゴルゴ13』と『PA喰霊』がほぼ同水準の稼働状況。
ですが、甘デジバージョン機の喰霊と同水準の初動となっているドラムゴルゴ13の方は、より厳しい出足と言える状況です。
ドラム機ですのでそれほど高い初動を期待して購入したホールはないと思いますが、どらむヱヴァと比較しても厳しい数字になっています。
最近だとドラム海物語BLACKもそうでしたが、ドラム機でライト帯の確率はかなり難しいですね。
版権を搭載したとしても、所詮はドラム、表現できる内容には限界があるので、ライト帯の確率分母に耐えうるゲーム構成は厳しいということでしょう。
唯一ライト帯でも稼働したのが、液晶付きのドラム麻雀物語ということがすべての答えのような気がします。
一部大量導入店で先行導入をしていた『おそ松さん』。
先週から一般導入されましたが、完全新規の版権液晶機としては記録的なレベルの低稼働になっています。
端的に言うと、他の液晶機の半分程度の稼働状況です。
まあこれに関しては、さすがにこうなることがわかっていたホールが多いのではないでしょうか。
多くのパチンコユーザーから見れば「おそ松くん」も「おそ松さん」も同じにしか見えないので、その時点でコンテンツとしての価値も低い上に、お客様は「すごろく」がしたいわけではないですからね・・・
最後に『シャカリーナ』ですが、稼働状況としては芳しくない状況です。
今年販売された役物系機種の初動をまとめて比較してみました。
機種名 | 初日(火曜) | 水曜 | 木曜 | 金曜 | 土曜 | 日曜 | 月曜 | 平均出率 |
天龍 | 40000 | 36000 | 37000 | 35000 | 39000 | 38000 | 30000 | 約90% |
RAIZINMAN | 25000 | 24000 | 24000 | 25000 | 28000 | 27000 | 21000 | 約97% |
今日もカツ丼 | 33000 | 30000 | 26000 | 23000 | 24000 | 21000 | 17000 | 約110% |
ダイナマイトキングin沖縄 | 34000 | 33000 | 28000 | 26000 | 34000 | 34000 | 23000 | 約98% |
綱取物語 | 40000 | 38000 | 36000 | 35000 | 43000 | 38000 | 30000 | 約96% |
シャカリーナ | 30000 | 27000 | 23000 | 22000 | 24000 | 23000 | 17000 | 約101% |
結果として、『天龍』と『綱取物語』以外は厳しい稼働で終わっていますが、注目すべきなのは、
- 稼働が良いその2機種が「出率が低い」
という点です。
役物機の場合、「甘く使えば稼働する」ということはまったく当てはまらないというのがデータ上からは見て取れます。
私個人の意見としては、稼働する役物機に必要なのは、
- 2万円使っても当たればまくれる一撃の出玉
- 1000円で1度も入賞しなくても不快感を感じにくい1段階目のゲーム
この2点かなと思います。
自分で遊技していても、天龍と綱取物語はこの「1段階目のゲーム」が秀逸というか、ストレスを感じづらいなと思うので、このあたりを事前のショールーム試打でも感じ取れるかどうかが、役物機の選定を失敗しないためには重要かなと考えています。
出率の甘い・辛いではなく、
- 1000円単位の投資金額に対してのゲーム性のリターン
というか、「やれる気がする」バランスになっているかどうかが重要で、それゆえに、
- 稼働と出率が比例しない
という結果になっているのかなと感じています。