鳥居ちゃんです。
先週一週間のパチンコ稼働を振り返ります。
2018年12月第2週のパチンコ稼働
12月上旬の新台の稼働状況としては、導入週と変わらず『ブラックラグーン3』がトップ稼働。
他機種に比べると健闘してくれていますが、11月下旬導入の『真・怪獣王ゴジラ』『新鬼武者』とそれほど変わらない稼働状況なので、決して良いとは言えません。
『シンフォギア甘』『P沼』『地獄少女宵伽きくり』『スターオーシャン』『ドラム麻雀物語甘』『クジラッキー』は稼働状況はどれも大差ないレベル。
それぞれの機種に対して思うところをまとめてみます。
4円甘デジはやはり厳しい
これらの機種の中ではもっとも期待度の高かった『シンフォギア甘』ですが、ベース機のライトミドルとゲーム性や演出面での差が少なく、初当たりの甘さというメリットよりも、出玉感のなさというデメリットの方が目立ちやすいこともあり、4円では厳しい状況です。
前作が高稼働した『地獄少女宵伽きくり』は、12月上旬新台の中でも、もっとも厳しい稼働状況。
ベース機が悪くない稼働をし、甘デジでの実績が高い平和(アムテックス)様の『ドラム麻雀物語甘』も、同水準の稼働状況です。
コンテンツ等から考えると、4円甘デジ機種の中ではかなり期待できるラインナップだったと思いますが、現状ではいずれも厳しい結果になりそうです。
来年の1月から3月にかけて、
- 仕事人
- 北斗の拳
- 牙狼
といったメガコンテンツの甘デジが設定付き新規則機として連続でリリースされますが、4円甘デジというジャンルに対して、それらの結果が止めをさすことになるのではないかという気がしています。
4円を打つお客様は出玉感のあるスペックを遊技し、もともと甘デジを遊技していたようなお客様は低貸を遊技するという流れは、もう止めることは難しいかもしれません。
4円甘デジを稼働させるためには、何か「4円甘デジにしかない魅力」がないといけないと思いますが、普通に考えると、
- 大当たり確率に対しての試行回数が多い甘デジの方が、設定看破しやすい
という点がそれにあたると思いますので、もっと『設定』という機能をうまく活かした機種が登場してくれれば・・・とは思うのですが。
SANKYO様のスターウォーズや、藤商事様の戦国恋姫をより進化させて、釘の影響を受けずにスタートが安定するゲージ構成で、設定を純粋にゲーム性として楽しめるメガコンテンツの甘デジ。
個人的にはこれの登場を期待しています。
一番期待できるのはSANKYO様ですかね。
メーカー様にとっても、うまくやれば4円甘デジ市場を独占できる可能性があると思いますし、シンフォギアをそういうタイプで作り直してみても面白いと思うのですが。
激甘クジラッキーと激辛P沼
アナログ系の機種に関しても、12月上旬の機械は興味深い結果が出ています。
導入からずっと出率が100%を超えている『クジラッキー』
ずっと80%台の『P沼』
ともにお客様の支持は得られていない状況です。
天下一閃と天龍が高稼働した影響で、今年はアナログ系の機種が多くリリースされましたが、結局、お客様の支持を得られたのは『天龍』と『綱取物語』だけでした。
以前も書きましたが、甘い・辛いはあまり関係がなく、
- 大当たり確率の差がわかりづらいので、一撃大量出玉(7000発クラス)が必須
- 見た目のわかりやすさ、納得感が必須
やはりこの2つがポイントでしょう。
新規則機になると、一撃7000発クラスの機種の場合、大当たり消化に40分程度はかけないと保通協実射試験を通すのが難しいでしょうから、現在市場にある一撃7000発クラスの機種がなくならない限り、ヒット機種が登場する可能性は低いかもしれませんね。