鳥居ちゃんです。
先週一週間のパチンコ稼働を振り返ります。
2018年8月第4週の稼働状況
予想以上に見るべきポイントが多い週となりました。
導入された新機種は、
- 戦国乙女5
- Pヴァルヴレイヴ
- どらむヱヴァンゲリヲン
- デビルメイクライ4
- セクシーボウル
- デッドオアアライブ
- 織田信奈の野望(甘)
- Pカイジ4
- Pハイスクールオブザデッド
- ダークローズ
と、今年最大級の機種数となりましたが、なんといっても注目は「戦国乙女5」と「Pヴァルヴレイヴ」でしょう。
戦国乙女5が、今年販売された機種で初めての初動50000発オーバーの稼働!
まずは戦国乙女5。
これまで今年の初動ランキング1位・2位だった「冬のソナタRemember」「ウルトラセブン2」の京楽勢を超える、50000発越えの稼働を叩き出しました。
お盆休み明けの全体稼働が落ち込む中でのこの稼働、予想できた人はなかなかいなかったのではないでしょうか。
乙女シリーズ10周年記念作としてリリースされた本機種ですが、機種の中身としては、「原点回帰」といえるような作りになっています。
- ユーザーアンケートによる過去の人気演出の復刻。
- リーチ図柄対応の各武将SPや乙女チャンスといったシンプルな演出でさくっと当たる。
- 通常時の予告バランス・頻度も比較的あっさり系。はずれ時の変動時間もそれほど長くない。
など、最近の機種としてはかなりシンプル系というか、戦国乙女1・2に近いような手触りになっているように感じます。
今年の販売機種の初動1位・2位が「戦国乙女5」「冬のソナタRemember」になるわけですが、程度の差こそあれ、両機種ともある意味「復刻系」というか、とにかく演出過多&変動時間長という近年の機種の作りから、数年前のバランスに戻したような機種がユーザーの評価を得た結果となっています。
少し前だと、「花の慶次 雲のかなたに」なんかもそうでしたね。
両機種とも、「ゲーム性がユーザーに浸透しているシリーズ機」だからこそという点は大きいですが、演出過剰路線でユーザーが離れてきている、
- ルパンシリーズ
- 牙狼シリーズ
あたりは、この結果を見て開発の方向性を考え直してみても良いのではないでしょうか。
Pヴァルヴレイヴは、稼働も設定状況も予想以上!?
もう1つの注目機種は、初の設定付き新規則パチンコの「Pヴァルヴレイヴ」でしょう。
結果としては、
- それほど高稼働だったわけではない機種の焼き直しバージョン機だが、思っていたより初動は良かった。
- ホールも、高設定をしっかり使っている。
このような状況でしょうか。
設定という新しい要素があるとはいえ、出玉スピードも遅く、演出的にも目新しさはほとんどない機種なので、もっと稼働は苦戦するかと思っていましたが、戦国乙女5に次ぐ稼働状況。
お盆前の聖闘士星矢4やアクエリオンWよりも良い数字になっています。
ホール側もしっかり設定6や5を使っていることがわかるデータが出ていますので、ユーザーの方にもお勧めできる状況だと言えると思います。
今週以降どのような推移を見せるのか、まだまだ注目していきたいですね。
他の新台はかなり厳しい状況!?
他の新台ですが、稼働的に次に来るのが、
- どらむヱヴァンゲリヲン
- デビルメイクライ4
の2機種。
ともに「良い」といえる数字ではありませんが、新台としての最低限の稼働はしているという状況でしょうか。
それ以外の機種は、販売台数的にも稼働的にも惨憺たる状況。
豊丸様の「今日もカツ丼」、
高尾様の「カイジ4」、
それぞれの機種に対する代替機としての意味も持っていた
- セクシーボウル
- Pカイジ4
- Pハイスクールオブザデッド
- ダークローズ
ですが、特に高尾様の3機種は導入ホールを探すのも困難なほどです。
まあ当然の結果といえますが・・・
新台以外の機種だと「ウルトラセブン2」の稼働低下がとにかく目立ちます。
平日の稼働は、すでに平均稼働を割りそうな状況です。
真・北斗無双2の導入で平均稼働割れするのは確実でしょうが、そうなると結局「稼働貢献週」としてはヒット機種の最低条件といえる「10週以上の貢献」に届かない結果となります。
最大の要因はやはり「台数」でしょうか。
どれほどのメガコンテンツ機でも、今の市場では「5万台」くらいが稼働を維持するための限界供給量の気がします。
店単位で考えるなら、よほどの大型店でない限り、「BOX導入」はもうありえないと考えるべきかもしれませんね。