鳥居ちゃんです。
先週一週間の稼働状況を振り返ります。
2018年9月第1週の稼働状況
注目はなんといっても、今年販売された機種で最大規模の入替となった『真北斗無双2』ですが、先にその他の機種を見ておきましょう。
まずは、『清流物語3』
稼働状況としては真北斗無双2に次ぐ2番手という状況ですが、数字自体は良くありません。
三洋様の横スクロールタイプの機種は、沖縄や大海といったシリーズ機の完全新機種以外は初動は良くないので、予想どおりといえばそれまでですが、海フレンズ機種は、海のように一定水準で安定長期稼働してくれるわけではないので、かなり厳しい状況でしょう。
横スクロール機種+釣りというコンテンツは悪くないと思うのですが、もう少し「海」とは違う「ならでは」のゲーム性があれば・・・というのが正直な感想でしょうか。
次に『不二子2甘デジ』
こちらは、今年導入された4円甘デジの稼働状況としてはまだ悪くない方でしょうか。
平和様の甘デジは、『銀河鉄道999』のように、予想以上の長期稼働をしてくれるケースがままありますので、不二子2にもそれを期待したいところです。
今、市場からルパンシリーズがほぼ消えつつありますので、そういう意味ではコンテンツのファンに支えられて長期稼働する可能性は少なからずあるかもしれませんね。
続いて『PAミルキーバー』
甘デジタイプとはいえ、初の完全新機種での設定付き新規則パチンコです。
スペックも設定差による恩恵を受けやすいタイプになっており、個人的には「打ってみたい」機種ですが、導入台数も稼働状況もふるわない結果となっています。
ただ、ホールは高設定を使っていますね。
特に導入初日・2日目はかなり甘い運用をしているデータが出ていますので、これがお客様にちゃんと伝わって「新台入替」の価値が上がることになれば、設定付きパチンコならではの価値が生まれてきますので、今後も
- 購入するなら、しっかりと使う
ことを心掛けたいと思います。
『P魔法先生ネギま』と『天元突破グレンラガン』の2機種に関しては、もともと稼働が良くなかった機種のバージョン機ということで、導入台数、稼働状況ともに、あえて言及することもないという感じです。
先週のもう1つの注目点といえば、『戦姫絶唱シンフォギア』の平日の稼働がついに平均稼働割れしたということでしょうか。
導入からちょうど1年が経過しましたが、ついに・・・ですね。
ただ、今後登場する機種は、出玉(というか遊技感覚の)スピード面でシンフォギアに匹敵することは出来ませんので、今後も検定切れを迎えるまでホールの主力機種であることは間違いないでしょう。
スロットのバジリスク絆のように、来年以降、また稼働が上がってくる可能性もあるのではないかと思います。
真・北斗無双2の初動は?
そして、『真・北斗無双2』です。
初動に関しては、「適正台数なら問題なし」という意見もあるでしょうが、一般的な感覚でいうと、「はっきりと悪い」といえるレベルでしょう。
導入初日からのお客様の反応を見ていても、かなり危険な状況といえると思います。
ここでしっかりと考えないといけないことは、この状況を見た多くの業界関係者が、
- 予想どおり
という言動をとることでしょう。
先週、ほぼすべてのパチンコ関連企業で以下のような会話がなされたことだと思います。
「真北斗無双2、稼働悪いよね・・・」
「ああ、まあ予想どおりだけどね」
・・・正直に言うと、私もしました。
少なくとも私はこの1週間で、
「絶対に真北斗無双2は稼働すると思ったのに、なんでこんなに初動が悪いんだろう!」
と言っている人を見たことがありません。
であるにも関わらず、皆、多くの台数を導入しているわけです。
稼働に関係なく、「新台を多台数導入することが戦略上ベスト」である一部の大手法人を除けば、このような新台購入は決して良いことではありません。
自信をもって「稼働する 面白い」と判断していないのに、多台数を導入してしまうのはなぜなのか。
法人ごとに事情が異なるので正解はありませんが、ある程度でも「新台購入」に関しての権限を持っている立場の人間は、あらためてしっかりと考える必要があると自戒しているところです。
・・・とはいえなかなか難しいのが現実なんですけどね。