鳥居ちゃんです。
先週のパチンコ稼働を振り返ります。
2019年5月第4週の稼働状況
先週で5月が終了しました。
- 過去最長のGW明けの反動
- 集客の目玉たりえる新機種がない
- 4月度の大型新機種の不振
などなどの要因から、稼働面でかなり懸念があった月でしたが、予想通りの厳しい稼働状況となりました。
5月導入機種の稼働状況を振り返ると、
- F革命機ヴァルヴレイヴ(甘)
- どらきゅあ
- PAキャプテン翼雷獣バージョン
- JAWS再臨(甘)
これらの甘デジ機種が稼働としてはトップクラス。
決して良い稼働ではありませんが、最近の4円甘デジとしては平均的な水準の稼働状況なので、導入した店舗はまあ期待通りという状況でしょう。
また、
- DD北斗の拳主役はジャギ
この機種に関しては、甘デジ以外の機種では唯一、上記の甘デジと同水準の稼働状況。
潜伏多発による「やめられないスペック」が稼働牽引の大きな理由なので、お客様視点からは決して良いことだけではないのですが、それでも5月度の機種の中では支持されている方です。
- キャッツアイ2
- ゾンビリーバボー
- ドラムゴルゴ13(甘)
- ベルサイユのばら(甘)
- 緋弾のアリアⅢ
- ハイスクールD×D
- ぱちんこ押忍!番長2(甘)
お客様からの支持は非常に厳しい状況ですね。
店側の努力で・・・という面ももちろんあるのですが、それを考えるなら新機種価格での購入ではどうにもならないというのが本音です。
まとめると、
- 厳しい機械
- とんでもなく厳しい機械
しかなかったというのが5月の新機種の結果だったと言えます。
今後の新台入替について思うこと
新台入替ですが、旧規則機の撤去・入替という点を除けば、基本的には価値は2つなわけです。
- 新しいパチンコ機をお客様に提供して楽しんでいただく
- 店への来店を促す広告効果
今年に入ってからずっとその傾向はありますし、特に5月はそれが顕著でしたが、「新機種」というものが、お客様に提供する「価値のあるもの」たりえていないのが現状です。
もう1つの「広告効果」という面も必須ですので、新台入替自体をやめることは難しいですが、広告費用として1台40万円クラスの箱を買うのはさすがに馬鹿らしく感じてきます。(今更ではありますが)
ましてや、箱の値段は同じではなく、ものによっては中小法人は大手法人の2倍近い価格で買わされているわけですから、さすがに厳しいですよね。
集客に直結するようなビッグタイトルは仕方がありませんが、それ以外の機種に関しては、
- 「新機種」自体には価値がない = 新機種を買ってお客様に提供する必要はない
- 「新台入替」は行いたい = 中古機でも構わない
- 機種ではなく、「自店の新台入替そのものに価値がある」とお客様に認識してもらう必要がある
早い話が、新機種ではなく中古機や再設置といったコストを抑えた新台入替広告への付加価値を高めるという、誰もが「やれるならとっくにやっている」という内容ですが、それを実現するために本当に本気で取り組んできたかというと、そうとも言い切れないところがあります。
現在の新機種に対するお客様の反応や、ごく一部の大手とそれ以外との間の様々な面での格差を考えると、まだギリギリ余力がある今のうちに本腰を入れて付加価値の創造に取り組まないと手遅れになると、あらためて感じさせられた5月度でした。
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