こんばんは。ぶちゃけてぃです。
パチンコメーカー分析。前回は京楽編をお届けしました。
京楽編はこちら
今日は第2回ということで、今、一番勢いのあるメーカーである、「SANKYO」を分析したいと思います。
シンフォギアの大ヒットに加え、現在の日工組理事長メーカーでもあり、今、もっとも旬なメーカーといえるSANKYO。
その特徴とは!?
パチンコメーカー分析 SANKYO編
直近3年間の機種ラインナップ
※ビスティ、ジェイビーも含みます。
- 2018年3月 F革命機ヴァルヴレイヴ
- 2018年2月 コードギアス 反逆のルルーシュ ~エンペラーロード~
- 2018年2月 Fクイーン2018
- 2018年2月 Fパワフル2018
- 2018年1月 F機動戦士Zガンダム
- 2017年12月 Fマイケル・ジャクソン
- 2017年11月 F LADY GAGA
- 2017年10月 ヱヴァンゲリヲン 2018年モデル
- 2017年10月 フェスティバルDD
- 2017年8月 F戦姫絶唱シンフォギア
- 2017年7月 ジェットアローⅡ号
- 2017年6月 新夏祭り
- 2017年3月 Fサムライブレード
- 2016年12月 FクイーンⅡ
- 2016年12月 ヱヴァンゲリヲン ~いま、目覚めの時~
- 2016年11月 Fタイガーマスク3 -ONLY ONE-
- 2016年10月 Fバニー&バニー
- 2016年8月 鉄拳2
- 2016年7月 F a-nation
- 2016年5月 サンダードラゴンZ
- 2016年5月 F夢福神
- 2016年4月 パトラッシュJ
- 2016年3月 F機動戦士ガンダム -LAST SHOOTING-
- 2016年1月 F宇宙戦艦ヤマト -ONLY ONE-
- 2015年11月 FアクエリオンEVOL
- 2015年10月 J-RUSH3
- 2015年8月 ヱヴァンゲリヲン10
- 2015年8月 Fマクロスフロンティア2
- 2015年7月 機動戦艦ナデシコ2
- 2015年6月 羽根らんま1/2
- 2015年6月 パッションモンスター
- 2015年2月 F機動戦士ガンダム -V作戦発動-
SANKYOを語る上でまず最初にあるのが、SANKYOこそが、『パチンコメーカーのリーディングカンパニーである』ということです。
私がそう考える理由は、
- 東証一部上場企業である
- オリジナルキャラを持っている
- 全ジャンルの機種を開発・リリースしている
の3点です。では、順をおって説明します。
①東証一部上場企業である
必ずしも上場している企業が優良企業というわけではありませんが、それでもやはり、「東証一部上場企業」というのは、1つのステータスです。
業界のリーディングカンパニーというからには、実績、知名度はもちろんですが、社会的な評価も必要になってきます。
特にパチンコ業界は、マイナスイメージを持たれることが多い業界ですので、「上場していることによる信頼性」は、大事な要件だと考えます。
②オリジナルキャラを持っている
私は、業界の発展のためには、海シリーズのようなパチンコオリジナルのコンテンツ・キャラクターが、もっと出てこないといけないと考えています。
先日アップした、『大谷翔平選手の二刀流大活躍を見て、パチンコメーカーの天才、カリスマ開発者について考えた!』でも触れましたが、ほぼすべてのメーカーで、代表機種は版権機になります。
版権は、所詮、他人からの借り物にすぎないので、それでは外部に対して、会社としての強い個性や特徴をアピールすることは難しいです。
ゲーム会社で考えると、
- 任天堂 : マリオ・ポケモン
- スクエニ : ドラクエ・ファイナルファンタジー
- レベルファイブ : 妖怪ウォッチ
というように、有名な会社は、自社IPのコンテンツ・キャラクターとセットでイメージされることがほとんどです。
業界のリーディングカンパニーには、外部に強いメッセージやイメージを発信することが求められますので、知名度の高いオリジナルキャラクターがいることは、必要要件だと考えます。
この点に関していえば、条件を満たしているのは、圧倒的に『三洋物産(海シリーズ・マリンちゃん)』です。
ただ、SANKYOにも、「夢夢ちゃん」「ドラムくん」といった、業界内では、海&マリンに次ぐ知名度のオリジナルキャラクターがいるので、それらを使って、外部にイメージを発信していくことは可能です。
もちろん、海&マリンに比べれば、知名度は遥かに劣りますが、今後の戦略で、一般人でも「どこかで見たことあるな」と思えるレベルの知名度にまで、キャラクターを育てていってほしいです。
③全ジャンルの機種を開発・リリースしている
SANKYOは、あらゆるタイプのパチンコ機を開発・リリースしている数少ないメーカーです。
- 版権機種
- オリジナル機種
- ドラム機
- セグ機
- ドット機
- 羽根物
また、同時に、非常に挑戦的な機種を開発・リリースもしています。
- 『Zガンダム』で、ガラスを前にせり出すことで、盤面のギミックエリアを拡大
- 『LADY GAGA』で、パチンコ機としては初めてプロジェクションマッピングを搭載
- 『マクロス』で、枠に初めてボタン以外の入力装置(レバー)を搭載
- 『スターウォーズ』で、ほぼ全面、釘無しゲージの機械を開発
- パロット
重要なことは、これらの機種が、必ずしも業績面での成功に繋がっているわけではないということです。
『LADY GAGA』や『スターウォーズ』は、販売面でも稼働面でも「失敗」といえる結果ですし、ドラム・セグ・ドット・羽根物といったアナログ系の機械も、『J-RUSH2』や『クイーン』のように高稼働している機種もありますが、多くは「失敗」といえる結果になっています。
革新的なものよりも、豪華で保守的なものが好まれる傾向の強いパチンコ市場において、新たなチャレンジやアナログ系の機種は失敗する可能性が高く、他メーカーは、そもそもそういった開発をしないか、したとしても、結果が悪いと、すぐに継続して開発するのをやめてしまいます。
そんな中、SANKYOだけは、失敗しても、継続して開発をしてきます。
私は、ここに、SANKYOの「業界のリーディングカンパニー」としての強い矜持を感じます。
パチンコ市場の大半が、版権タイアップ液晶機(&海シリーズ)になってしまっている中で、玉の動きやシンプルな図柄遊びといった、昔ながらのパチンコならではの良さを楽しめるアナログ機を開発し続けることで、パチンコの過去の伝統を守っていく。
最新技術の搭載や、斬新な設計で、パチンコの未来を切り開いていく。
『伝統を守り、未来を切り開くのは俺たちだ!』という『覚悟』を、開発・リリースする機種で示しているSANKYOこそが、業界のリーディングカンパニーにふさわしいと思います。
まとめ
以上が、私が、SANKYOが業界のリーディングカンパニーであると考える理由です。
ちなみに、規則変更になった時に、率先して新しい規則の機種を開発し、最初に市場投入をしてくるのも、SANKYOの特徴です。
早ければ、今年の末くらいにリリースされるであろう、新規則機。
最初の機械をリリースする可能性が高いのは、SANKYOではないかと思います。
今日の記事は、前編ということで、ここまでです。
後編では、SANKYOの機種開発力の特徴を分析していきます。
なぜ、SANKYOの開発をサイヤ人に例えたのか、その理由も明らかになりますので、お楽しみに。
お読みいただき、ありがとうございました。
後編に続く
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【パチンコメーカー分析】「SANKYO」は業界のリーディングカンパニー! その開発力はサイヤ人のごとし!? 後編
こんにちは。ぶちゃけてぃです。 パチンコメーカー分析SANKYO編。 前編では、SANKYOが業界のリーディングカンパニーにふさわしい企業であるということを書きましたが、後編では、SANKYOの機種開 ...