俺の名はディアボロ。
パーラーディアボロの店長だ。
今日は、3月上旬新機種の導入検討について記事にしてやろう。
どのホールも最優先でスロット『Re:ゼロ』に予算配分する中で、とんでもない数の機種がリリースされる。
機種選択のポイントは、「設定付きパチンコをどう判断するか」だろう。
2019年3月上旬の新機種評価
ぱちんこあしたのジョー
ミドルタイプの小当たりRUSH機。
ティザーPVで「炎上覚悟のNGスペック」などという盛大な煽りをした挙句、「炎JOE覚悟のノーガードスペック」でしたという素敵な販促活動をした機種だな。
スペックはよくある65%確変の小当たりRUSH機で、まあ強いていうならGANTZに近い感じか。
演出は、まあ「サミー」という感じ。
特徴的なのは、疑似アタッカーで、アタッカーがずっと開きっぱなし&入賞しっぱなしであるかのように見せている小当たりRUSHの爽快感。
コンテンツ的にも知名度こそ高いものの、集客の幅は狭いタイプで、過去の同コンテンツ機の結果もそれほど良くないことから、稼働期待値が高いとは思えない。
見送りとなる。
Pヱヴァンゲリヲン13 超覚醒&超暴走
6段階設定付き小当たりRUSH機の超覚醒と、65%規制撤廃後の高継続スペック超暴走の2スペック販売。
導入するなら「超暴走」一択だな。
スペックは50%⇒82%のV確変タイプのライトミドル。
本当ならV確STの方がスペック的には良いものが出来たと思うが、小当たりRUSHタイプと同時開発なので次回まで確変タイプになっているのだろう。
そういう意味では、ベストなスペックとは言い難いな。
継続率こそ時短込みで85%弱と高いものの、出玉はかなり少なめ。
かといって、ダンバインのような90%越えの継続率の完全なチリツモタイプというわけでもなく、スペックバランス的にもストロングポイントは見つけにくい。
ただ、「腐ってもヱヴァ」
導入すれば一定の集客効果は見込めるし、演出面も手抜きはなく仕上がっている。
内規撤廃後の第一弾機という話題性もあるので、適正台数なら導入するメリットは強いだろう。
3台の導入となる。
スペックさえもう少ししっかりしたものだったら、5台以上の導入を検討したんだがな。
PフィーバーアクエリオンW 最終決戦ver
アクエリオンWをシンフォギアスペック&演出に変更したバージョン機。
コンテンツファンによる一定の需要はあるかもしれないが、ベース機もさほど稼働したわけではなく、稼働期待値が高いとは思えない。
見送りとなる。
P咲-阿知賀編-
コンテンツは「萌え」「麻雀」とパチンコとの親和性が高く、比較的幅広い層の集客が見込める。
前作も甘デジはそれなりに稼働したな。
演出面も手抜き感はなく、三洋の版権機として考えるとかなり良いレベル。
問題はスペックで、6段階設定つきのライトミドル。
次回まで確変60%のタイプだが、大当たり時に確変と時短を報知せずにバトルモードに突入させる仕様で、バトル負け=通常当たりで規定時短回数終了という変則的なスペックになっている。
継続率・出玉ともに中途半端で、低確率も1/239(設定1)と、どこにストロングポイントがあるのか非常にわかりづらいスペックだ。
コンテンツと演出面から判断すると「買い」だが、スペックで二の足を踏む状況で、判断がなかなか難しい。
我がホールは、ヴァルヴレイヴ以降、設定付きパチンコの導入は見送ってきた(P沖海はいろいろ考えて導入したが)が、それは「バージョン機の甘デジの設定機」にまったく期待感を感じられなかったからだ。
ようやく完全新機種でそれなりに期待感のあるコンテンツで設定機が出てきたということで、一度試してみたい気持ちは、正直、ある。
この機種だけしかリリースがなかったのなら見送りという判断をした可能性が高いが、同日に『緋弾のアリアAA』の6段階設定付きライトミドルがリリースされるので、併せて設置して運用を試してみようという結論になった。
3台の導入となる。
P緋弾のアリアAA設定付
昨年末にリリースされたベース機のミドルタイプは、まったくダメな結果ではなかったものの、前作のアリア2に比べると大きく稼働を落としたな。
今、低貸で横並びで設置してあるが、単純に旧機種のアリア2の方が演出面のクオリティが高い。
バリエーション数やギミック含め全体的に。
昨年末にリリースされた機種は、駆け込み申請手抜き機種が多かったというのもあるが、開発予算が減っているんだろうなという印象を強く受けた機種だ。
スペックは設定付きのシンフォギア。
アリア2に比べて落ちるものの、ファンによる稼働の底支えがあるのも事実で、打ちたいユーザーはいるだろう。
これも単独なら導入しなかった可能性が高いが、前述の咲と併せて、萌え系ライトミドルという、若年層の集客が可能な今や店内で欠かすことのできないジャンルにおいて、設定付きパチンコの運用を試すという意図から、3台の導入となる。
Pリング呪縛RUSH設定付
こちらはリングの設定付きライトミドル。
というか、甘デジに近いイメージか。
ベース機の稼働も悪く、スペック帯も中途半端。
客層的に設定を試したいという機種でもない。
見送りとなる。
P美夏美華パラダイス
沖スロモチーフのドラム機の続編。
前作は、甘デジ帯の確率でありながら一撃2000発の比率が高いスペックが受けて息の長い稼働をしたが、本作はまったく別のスペックに。
6段階設定付きで少出玉の転落確変機という、前作の良さをまったく感じられないスペック。
ドラム機の状況もかなり厳しい。
見送りとなる。
PA設定付牙狼 GOLDSTORM翔
牙狼の設定付き甘デジ。
設定は、通常設定と黄金設定(エクストラ設定)の2段階。
6段階設定の甘デジが苦戦している中で、設定の考え方としては悪くないと感じているので、一度試してみたい気持ちはある。
が、「牙狼」「甘デジ」という部分で、どうにも稼働期待値が高いように思えない。
過去の結果も散々だしな。
2段階設定に対するユーザーの反応は興味があるが、大手が導入するだろうから、他店の状況を分析させてもらうとしよう。
見送りとなる。
百花繚乱サムライブライド99ver
4円甘デジの新台導入に関しては、とにかく「長期設置できるかどうか」を最重要視している。
「根強いファン」がいるコンテンツか。
そのファンを長期間惹きつけるだけの「打ち込み要素」があるか。
スペックのバランスがとれているか。
などなどで総合的に判断しているが、この機種はかなり稼働期待値は高いと判断している。
2台の導入となる。
まとめ
他にも細かい機種が数機種あるが、導入検討を載せるまでもないので見送ろう。
今回は、咲&アリアで一度、設定付きを試すという選択をした。
今まで設定付きの甘デジバージョン機をすべて見送ってきたのは、設定機は導入するならある程度の意図を持ってやらないと無意味だろうという考えによるもので、そういう意味では、3月上旬の入替は、我がホールにおいては1つ重要な意味を持つことになるだろう。
2019年度の新機種導入まとめ
導入月 | 機種名 | 導入台数 |
1月 | ルパン三世LASTGOLD | 5台 |
1月 | P押忍!番長2 | 見送り |
1月 | P藤丸くん | 見送り |
1月 | 笑ゥせぇるすまん | 3台 |
1月 | P春一番 | 見送り |
1月 | PAさくらももこ劇場コジコジ2 | 見送り |
1月 | P犬夜叉 | 見送り |
1月 | どらむ☆ヱヴァンゲリヲンGOLD | 見送り |
1月 | PA北斗の拳 天破 | 見送り |
導入月 | 機種名 | 導入台数 |
1月 | おしおきくのいち忍法帖 | 3台 |
1月 | Fゴルゴ13 | 見送り |
1月 | ノルソル | 見送り |
1月 | キングオブダーツ | 見送り |
2月 | P蒼穹のファフナー2 | 3台 |
2月 | P寄生獣 | 見送り |
2月 | CYBORG009 CALLOFJUSTICE | 5台 |
2月 | P暴れん坊将軍 炎獄鬼神の怪 319 | 3台 |
2月 | Pロードファラオ | 見送り |
導入月 | 機種名 | 導入台数 |
2月 | Pぱちんこ必殺仕事人 総出陣 | 見送り |
2月 | PAドラム海物語in沖縄 | 見送り |
2月 | アントニオ猪木 打てばわかるさ!ありがとぉー!123ver | 2台 |
2月 | ぷらちなGL 麻王 | 見送り |
2月 | Pぱちんこ劇場霊 | 3台 |
2月 | Aぐるぐるダービー | 見送り |
2月 | Pベルサイユのばら~革命への序曲~ | 見送り |
3月 | ぱちんこあしたのジョー | 見送り |
3月 | PフィーバーアクエリオンW | 見送り |
導入月 | 機種名 | 導入台数 |
3月 | Pヱヴァンゲリヲン13 超覚醒 | 見送り |
3月 | Pヱヴァンゲリヲン13 超暴走 | 3台 |
3月 | P咲 阿知賀編 | 3台 |
3月 | P緋弾のアリアAA ライトミドル設定付 | 3台 |
3月 | Pリング呪縛RUSH 設定付 | 見送り |
3月 | P美夏美華パラダイス | 見送り |
3月 | PA設定付牙狼 GOLDSTORM翔 | 見送り |
3月 | 百花繚乱サムライブライド99ver | 2台 |
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