アバックヨだ。
高尾の「P沼」の情報が出始めているな。
カイジの「沼」を完全再現したパチンコ機でしかも設定付き!
いろいろと話題の機種だが、さっそくスペック情報を見ていこう。
※今回の記事は、現時点でネット上に流れている情報を基に、独自の予想をしたものです。
※間違いが判明した場合や詳細な情報が判明した場合は、その時点で修正をさせて頂くことがあります。
※試打動画を追加しました。(10月14日)
※市場での運用データを追記しました。(12月5日)
P沼 スペック詳細
盤面画像
スペック
高尾 P沼
・釘の森→自力
・鉄の番人→自力
・クルーン1段目→自力
・クルーン2段目→自力(赤穴がスタートチャッカー)
・クルーン3段目→圧倒的!出来レース(2段目の抽選結果演出)出来レースだからこそ3段目の「エアー」や「玉詰まり」演出が活きる。原作があるからこそ許される。
面白そうじゃん。 pic.twitter.com/UtfXtBdK2o— 業界見届け人 (@777win_PS) 2018年9月18日
市場での運用データ(12/5追記)
導入初日の全国データの水準は、出率83.6%と超激辛。
ツイッターでは以下のような報告あり。
#P沼
特賞
🔻設定A🔻設定B🔻設定C
⚪1/9.9⚪1/13.5⚪1/15.9傾斜 役物S
4.5🔹1/23.8
3.0🔹1/14
1.5🔹1/6.8🔴役物特賞
傾斜▫️設定A▫️設定B▫️設定C
4.5🔸1/236▪️1/321▪️1/378
3.0🔸1/139▪️1/189▪️1/223
1.5🔸1/67▪️1/92▪️1/108とある法人の現在の目安。
— AKIRA (@akira7supreme) 2018年12月5日
設定以前に、傾斜次第でありえないくらいに役物S(1段目&2段目クルーンの突破率)が変わるのが激辛の要因。
- 傾斜4.5 : 役物S 1/23.8
- 傾斜3.0 : 役物S 1/14
- 傾斜1.5 : 役物S 1/6.8
とのこと。
ここには記載されていないが、2段目クルーンが突破率0に近いような台の存在も確認されている。
おそらくのその台は傾斜が4.5以上ということだろう。
ネカセでここまで大きく性能が変わるようだと、予備知識なしで遊技することはおすすめできない。
遊技する際には、「まともに使えている店で打つ」ことが大前提になるので、前日の履歴や周りの状況等を見て、信頼できる店で打つようにしよう。
そうでない場合は、2段目クルーンでの玉の挙動をよく見て、当たり穴に入るような動きをしているかどうかで早めに見切りをつけることを心がけよう。
設定推測に関しては、この記事の下の方でも記載しているが、大当たりの消化スピードで看破することが可能。
ネット上の情報を見ていると、
- 設定A(設定3) : 消化時間が17分前後
- 設定C(設定1) : 消化時間が22分前後
との書き込みがある。
本機種は、最高設定の設定A(設定3)でも充分にホールが運用できる設計になっていて、設定B、Cはかなり辛い設計になっている。
大当たりした場合は、大当たりの消化時間を計測し、20分を超えるようなら継続遊技は控えた方が無難かもしれない。
ゲーム性考察
ツイッターに書かれているように、
- 釘の森
- 鉄の番人
- 1段目クルーン
- 2段目クルーン
までが自力というか、実玉抽選。
2段目クルーンの当たり穴(赤穴)が始動口になっており、ここに入賞すると、「低確率」の抽選を受けれるというタイプ。
そして、
- 3段目のクルーンは、抽選結果を報知する装置(疑似玉)
となっている。
機種タイプとしては、
- 大当たり確率が極端に甘く
- 始動口入賞(千円あたりのスタート回数)が辛い
- 綱取物語や餃子の王将タイプ
の機種だといえる。
綱取や王将では始動口入賞後の大当たりかどうかの報知を「液晶」や「ドット」といった表示機で行っているが、
- P沼は、それを3段目のクルーンで行っている
ということだ。
3段目のクルーンの演出は疑似玉を使用した悪く言えば「出来レース演出」になる。
大当たりするかどうかは抽選で先に決まっている。
ただ、それゆえに、エアーや玉詰まりなどの「原作同様」の演出が再現できることになるので、実際に見てみるのが非常に楽しみだ!
実出玉性能は?
大当たり1回の出玉性能は、
- 2R × 3カウント × 13個賞球
- この大当たりが62回セット
というタイプ。
- 2R×3カウント×13個賞球×62セット = 4836個
これが1回の大当たりの払い出し出玉になる。
では、実出玉は一体どのくらいになるのか、予想してみよう。
大当たりを消化するのに最低でも必要な打ち出し玉数は、
- 2R×3カウント×62セット = 372個
になる。
次に、62回、大当たりを連荘させるのに必要な打ち出し玉数だが、これが設定によって大きく変わってくることになる。
設定は3段階だが、設定ごとに高確率の値がかなり違ってくる。
当然、確率が甘い方が早く当たるので、発射玉数は「良い設定の方が少なくなる」
実際に必要な玉数は、ゲージ構成や変動秒数などの詳細な性能が判明しないとわからないが、仮に考えうる最小値である
- 1変動消化するのに1発打ち出し
だと仮定しても、62セットを消化するのに必要な発射玉数は以下の表のようになる。
設定 | 高確率 | 62連荘消化に必要な発射玉数 |
設定C(設定1) | 1/12.7 | 787.4個 |
設定B(設定2) | 1/10.8 | 669.6個 |
設定A(設定3) | 1/7.9 | 489.8個 |
設定1と設定3では、
- 約300個
も必要な発射玉数が違う。
ただこの数値は、「高確率の消化中にまったく玉が増減しないゲージ構成」になっていれば、
- 発射した分と同数の玉が払い出しで戻ってくる
ことになるので実出玉に影響はない。
盤面画像を見る限り、それに近いゲージ構成になっているようには見えるが、詳細は現時点ではわからないのでこれ以上は言及できない。
ただ、
- ゲージ構成次第では、設定によって実出玉に差がでる可能性がある
そして、もし「実出玉に差がでる性能」であった場合は、逆に、
- そこで設定推測が可能
ということでもある。
このあたりは、今後の情報を楽しみにしたいところだ。
まとめると、実出玉性能としては、
- 最高で4800個(消化に必要なすべての発射玉をオーバー入賞や他入賞口、電チュー入賞でフォローする場合)
- 普通に考えて4300個程度
- 少な目の場合、4000個程度
- ゲージ構成次第では、設定によって玉が増減する。(高設定ほど出玉が多い)
このように予想される。
大当たり消化速度は?
まずは、現在わかっている情報から考えられる「最速」の場合を考えてみよう。
因みに、おそらくはこの大当たり消化速度が、
- 最大の設定推測要素
になると思われる。
①大当たり1回の消化速度:
2R × 3カウント = 6発
の発射で終了するので、最速約5秒程度で消化可能。
②大当たり1回させるのに必要な時間:
ここが設定によって確実に変わってくる。
1変動あたりの最速消化時間は約0.5秒程度なので、これを基準に考えると、
- 設定1:12.7 × 0.5 = 6.35秒
- 設定2:10.8 × 0.5 = 5.4秒
- 設定3:7.9 × 0.5 = 3.95秒
このような数字になる。
これを62回セット分でまとめると以下の表になる。
設定 | 1セットの予想最速消化時間 | 62セットの予想最速消化時間 |
設定C(設定1) | 11.35秒 | 703.7秒 |
設定B(設定2) | 10.4秒 | 644.8秒 |
設定A(設定3) | 8.95秒 | 554.9秒 |
おおむね10分前後で消化可能。
そして、設定ごとに大きく消化時間が異なる。
ただここに関しては、現時点の情報を基に予想したこの内容に大きく疑問が残る点が2つある。
1つ目は、この「予想最速性能」で保通協の試験が通るのかという点だ。
過去の記事でも書いたが、新規則設定付きパチンコは「保通協の試験が極めて通りにくい」
P沼は、連荘性能は高くない機種だと思うが、それでも、
- 約4500個程度の大当たりを約10分で消化
という性能で、新規則の保通協試験を通過させることが出来たのかを考えると、かなり難しいように思う。
詳細は今後だが、「もっと消化速度が遅い(たとえば高確率中の1変動あたりの消化時間がもっと長い)」可能性は、かなり高いのではないかと感じる。
この点は今後の注目点といえる。
さらに2つ目だが、予想どおりの性能だと、「1回の大当たりでかなりの精度で設定推測が出来てしまう」ということだ。
最速で予想した上の表でも、設定1と3では約150秒も平均消化時間が違う。
さらに、1つ目の懸念が的中して、もっと消化時間が遅いタイプだった場合、さらに差がついてしまうことも考えられる。
(ただ、この点に関しては、設定差がつかない「大当たりそのものの消化時間」の方を遅くすることも可能なので何とも言えないが)
ここまでわかりやすく設定推測が出来てしまうと、稼働にも影響が出かねないので、何か俺では予想できない工夫をしている可能性もある。
ここも、今後の情報を楽しみにしたいところだ。
新規則の保通協試験に関しては、過去にこちらの記事でまとめてあるので興味があれば見てほしい。
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連荘性能は?
- 62回の大当たり終了後、WINランプ点灯でもう1セット!?
との記載がある。
これは普通に考えれば、「セット消化後の残保留での引き戻し」
だと思われる。
その予想が正しければ、
- 設定によって大きな差が出る
- 保留数によって大きな差が出る
という性能になる。
設定ごと、保留数ごとの連荘性能をまとめたものが以下の表になる。
設定 | 低確率 | 保留1個の場合 | 保留2個の場合 | 保留3個の場合 | 保留4個の場合 |
設定C(設定1) | 1/15.9 | 約6.3% | 約12.2% | 約17.7% | 約22.9% |
設定B(設定2) | 1/13.5 | 約7.4% | 約14.3% | 約20.6% | 約26.5% |
設定A(設定3) | 1/9.9 | 約10.1% | 約19.2% | 約27.3% | 約34.7% |
まあ、さすがにこれは「保留1個」の可能性が高いな。
だとしても設定による差はかなり大きいので、連荘すれば、
- 出玉が増えてうれしいのは当然!
- さらに、高設定にも期待できる!
ということで、従来機とは次元の違ううれしさを感じられる連荘システムになっているのではないかと予想できる。
試打動画
まとめ
現時点ではまだまだ不明な点も多いが、今、出ている情報を見るだけでも、すごく面白そうな印象を受けるな!
- 沼を完全再現!
という点もさることながら、
- 設定付きの一発台的な機種
という部分が実に興味深い。
今後の情報が非常に楽しみだ!