アバックヨだ。
平和の新機種、Pルパン三世神々への予告状のスペック情報が出ているな。
1月に導入されたLASTGOLDは今年の新機種でもっとも稼働した機種だけに、話題性は充分だろう。
さっそく詳細を見てみよう。
ぱちんこPルパン三世 神々への予告状 スペック・継続率・出玉詳細
設定1 | 設定2 | 設定3 | 設定4 | 設定5 | 設定6 | |
低確率 | 1/199.8 | 1/196.8 | 1/193.8 | 1/187.7 | 1/182.0 | 1/171.5 |
時短中確率 | 1/45.6 | 1/44.9 | 1/44.2 | 1/42.8 | 1/41.5 | 1/39.1 |
確変割合 | 5%→100% | |||||
時短回数 | 100回 | |||||
アタッカー性能 | 12個賞球×10カウント | |||||
タイプ | V確変STタイプ |
特図1 |
||||
ラウンド | 割合 | 払い出し出玉 | 電サポ回数 | 大当たり期待度 |
4R確変 | 5% | 480個 | ST100回 | 約89.1%~92.4% |
4R通常 | 95% | 480個 | 時短100回 | 約39.4%~44.2% |
特図2 |
||||
ラウンド | 割合 | 払い出し出玉 | 電サポ回数 | 大当たり期待度 |
10R確変 | 15.0% | 1200個 | ST100回 | 約89.1%~92.4% |
8R確変 | 4.0% | 960個 | ST100回 | 約89.1%~92.4% |
6R確変 | 7.0% | 720個 | ST100回 | 約89.1%~92.4% |
4R確変 | 24.0% | 480個 | ST100回 | 約89.1%~92.4% |
2R確変 | 50.0% | 240個 | ST100回 | 約89.1%~92.4% |
リアルボーダーライン
リアルボーダーラインとは
計算上の数字ではなく、ホールでの営業データを基に算出した「リアルな」ボーダーライン。
ホールでの平均的な使用状況における、出玉率100%になる千円スタートのことなので、いわゆる「等価ボーダー」と同じ意味になる。
リアルボーダーライン : ???回 / 1000円
※リアルボーダーラインはホールへの導入後に記載します。
解説
型はオーソドックスなV確変STタイプ。
8月リリースの同社のP戦国乙女5と完全に同じタイプになるな。
■初回大当り時:
大当り出玉は、
- 4R(480個)
で固定。
特徴は、確変大当りが5%しかなく、大当りのほぼすべてが通常大当りであること。
通常大当り時は時短100回がついてくるので、そこで大当りすればRUSHに突入する完全な突破型タイプだ。
時短100回での大当り期待度は、設定により異なるが、
- 設定1:約39.4%
- 設定2:約39.9%
- 設定3:約40.3%
- 設定4:約41.3%
- 設定5:約42.3%
- 設定6:約44.2%
となる。
確変直撃の5%を加味した合算のRUSH突入率は、
- 設定1:約42.4%
- 設定2:約42.9%
- 設定3:約43.3%
- 設定4:約44.3%
- 設定5:約45.2%
- 設定6:約47.0%
となる。
下に比較があるが、最近、この手のライトミドル90%継続タイプは非常に多く発表されている。
今まで発表された機種は、初回確変50%で通常当りでも時短100回という、RUSH突入期待度を高く設定したタイプが多かっただけに、ここまで完全な時短突破タイプは珍しいな。
■RUSH時:
継続率は、設定1でも89.1%と納得の数字。
設定ごとの継続率は、
- 設定1:約89.1%
- 設定2:約89.4%
- 設定3:約89.8%
- 設定4:約90.5%
- 設定5:約91.2%
- 設定6:約92.4%
となる。
大当り出玉は、全5種類のラウンド振り分けだが、2R当りが50%と極めて多い。
反面、10R比率も15%(1200個)とそれなりに高いので、チリツモでありながら連荘時の出玉の波を作ることを重視したタイプと言える。
大当り時の平均出玉は、
- 約504個
となる。
サイボーグ009、戦国乙女5、鉄拳極との比較
近い時期にリリースされる同タイプのスペックと比較してみよう。
ルパン三世 | 鉄拳極 | サイボーグ009 | 戦国乙女5 | |
低確率 | 1/199.8~1/171.5 | 1/199.8 | 1/219.1 | 1/219.9~1/184.0 |
高確率 | 1/45.6~1/39.1 | 1/45.7 | 1/39.95 | 1/52.3~1/43.8 |
ST回数 | 100回 | 104回 | 50回or転落まで | 100回 |
初当り時平均出玉 | 480個 | 360個 | 400個 | 500個 |
初当り時RUSH突入率 | 42.4%~47.0% | 70.3% | 68.3% | 68.3%~70.9% |
RUSH中平均出玉 | 504個 | 375個 | 420個程度 | 550個 |
RUSH中継続率 | 89.1%~92.4% | 90% | 90% | 85.5%~90.0% |
※サイボーグ009はSTタイプではなく転落抽選タイプとなります。
ルパン三世の特徴としては、
- 初当り時のRUSH突入率が断トツで低い。他の機種はすべて確変50%+通常50%(時短100回)
- その代わり、RUSH中の出玉性能は明らかに高い。
このような性能になる。
旧規則では、この手の突破型は今回のルパンのようにRUSH突入を時短100回での引き戻しに依存し、その分、RUSH中の出玉性能に振り切るタイプが多かったが、これまで発表になった他機種は、保通協での適合率を考えてだろうが、突入を甘くしてRUSH中の出玉性能を抑える形が多かった。
そういう意味では、ルパンはもっとも従来の高継続ライトミドルスペックの型に近づけたタイプと言える。
あとは現段階では不明のRUSH中の消化スピードだが、ここが高速と体感できるレベルで仕上がっていれば、出玉性能的にはもっとも良いスペックに仕上がっていると言えるだろう。
まとめ
昨日アップした鉄拳極の記事でも書いたが、高継続ライトミドルに関しては、設定付きの方がカタログスペック的には魅力的に感じるな。
特にルパンは設定1でもRUSH性能に関しては他機種を上回っているので、新規則高継続機の中では非常に良く出来たスペックだと感じる。
あとは演出面だが、盤面構成は完全に、
- 不二子~Lupin the End~
と同じに見える。
前作のLASTGOLDから半年強という販売スパンを考えても、完全新機種というよりは、過去機種の構成や素材をうまく使ってまとめたタイプだと思われるが、ここは今後の情報を待ちたいところ。
平和は今まで、旧規則機のストックを多く持っていたこともあり、設定付きのリリースはほとんどなかったが、ここにきて戦国乙女とルパンという同社のキラーコンテンツで同スペック形で立て続けにリリースしてきた。
しかも、完全新規のナンバリングタイトルではなく、リリース済みの機種のスペック替えレベルで。(ルパンは推測だが)
コンテンツ力の強さとガラリと変えたスペックで新規感を出しつつ、次の戦国乙女・ルパンのためのリサーチにもなる。
スペックの型も設定付き機と相性が良いタイプに見えるし、平和の販売戦略のうまさを感じる内容だな。
今後の情報及びホールへの導入が非常に楽しみだ。
過去の「新台スペック情報」の記事はこちら!