俺の名はディアボロ。
パーラーディアボロの店長だ。
仕事人総出陣が設定付きパチンコとしては久しぶりに悪くない稼働状況だな。
今後、ヱヴァ、咲、アリアなど期待感のあるコンテンツで設定付きパチンコがリリースされてくるが、販売状況はどれも苦戦中。
今までリリースされた設定付きパチンコが結果を出していないことがその最たる要因だろう。
そこで今日は、今までリリースされた設定付きパチンコの稼働状況の比較まとめを記事にしてやろう。
設定付きパチンコ全機種稼働比較まとめ
機種名 | メーカー | 設定 | 稼働貢献週 | 初日稼働 | 初週週末稼働 | 初週週明け稼働 |
PF革命機ヴァルヴレイヴ | SANKYO | 6段階 | 9週 | 41000 | 103.2% | 76.9% |
PAミルキーバーN-W6 | ニューギン | 6段階 | 6週 | 30500 | 99.3% | 76.0% |
PA地獄少女宵伽 設定付 | 藤商事 | 6段階 | 6週 | 35500 | 96.3% | 74.5% |
PF R-18 Honey ver | SANKYO | 6段階 | 4週 | 27500 | 94.5% | 69.1% |
PA FAIRYTAIL 設定付 | 藤商事 | 6段階 | 6週 | 34500 | 93.9% | 64.3% |
Pコードギアス お気楽バージョン | ビスティ | 6段階 | 6週 | 33500 | 94.2% | 63.5% |
PA喰霊 設定付 | 藤商事 | 6段階 | 4週 | 32000 | 94.6% | 67.2% |
Pスーパー海物語in沖縄2 | 三洋 | 6段階 | 4週 | 28000 | 86.5% | 57.4% |
PAモモキュンtheドラム | 西陣 | 6段階 | 4週 | 32000 | 91.4% | 63.6% |
P沼 | 高尾 | 3段階 | 5週 | 37500 | 89.7% | 67.9% |
PA地獄少女宵伽きくり 設定付 | 藤商事 | 3段階 | 4週 | 31500 | 90.6% | 66.1% |
P押忍!番長2 | 大都 | 6段階 | 4週 | 30000 | 98.9% | 71.0% |
P藤丸くん 30min4000 | 藤商事 | 2段階 | 4週 | 37500 | 81.2% | 56.7% |
P春一番 花札昇舞 | 西陣 | 6段階 | 4週 | 29500 | 96.1% | 64.3% |
PA北斗の拳7天破 | サミー | 6段階 | 稼働中 | 35000 | 101.9% | 81.8% |
Pどらむ☆ヱヴァンゲリヲンGOLD | ビスティ | 6段階 | 3週 | 30000 | 88.6% | 63.1% |
Pぱちんこ必殺仕事人総出陣 | 京楽 | 6段階 | 稼働中 | 37000 | 99.9% | 82.1% |
あまりにも導入台数の少ない機種(高尾のカイジ4交換系の機種)は含めていないが、ほぼこれまでにリリースされた全ての機種を網羅しているはずだ。
- 初週週末稼働
- 初週週明け稼働
は、導入週の週末(休日)と週明け(平日)の稼働状況を、初日稼働に対するパーセンテージで表したもの。
稼働貢献週
設定付き第1弾としてリリースされた『ヴァルヴレイヴ』のみ、9週と悪くない結果。
他は全滅だな。
バージョン機の甘デジという、そもそも設定付きでなくても稼働しないカテゴリーの機種ばかりということも大きな原因の1つだろう。
今の設定付きパチンコに対する期待感がまったくない市場状況は、このメーカー側の販売戦略失敗が生み出したことは間違いない。
保通協の実射試験を通過するのがこのタイプの機種ばかりだったのも大きな原因の1つだが、稼働見込みの薄い焼き直しの甘デジばかりをリリースしたことで、設定という新しい機能に対して大きなマイナス感情を植え付けてしまったことは確かだろう。
『北斗』『仕事人』がそのイメージを払拭する結果を出してくれることを期待したいところだ。
初日稼働
こちらも40000越え稼働は『ヴァルヴレイヴ』のみ。
ただ、焼き直し甘デジはそもそもこんなものなので、設定付きだから特に初動が悪いという傾向は見受けられない。
『ミルキーバー』『P沼』『きくり』『藤丸くん』など、完全新機種としてリリースされたものもあるが、これらもコンテンツや機種そのものの中身から、設定がついていなかったとしても同様の稼働だったように感じる。
問題なのは「設定付き」であることよりも、「そもそも期待感のないコンテンツや機種ばかり」という方だろう。
週末稼働・週明け稼働
そもそもの期待感がない機種ラインナップゆえに、週末稼働・週明け稼働ともに散々な数字が並ぶ中で、
- 北斗の拳7天破
- 仕事人総出陣
今年リリースされたこの2機種は、
- 週末稼働が100%水準
- 週明け稼働も80%以上の水準
と、今後の稼働に期待が持てる水準の稼働状況となっている。
やはり、「設定付きだから悪い」というより、「機種そのものが悪い」。
つまり、機種さえしっかりとユーザーに支持されるものならば、設定付きでも稼働する可能性はあるということのように思う。
メーカー
大手メーカーでリリースしていないのは、
- 平和
- サンセイ
といったところ。
サンセイは牙狼の2段階設定付き甘デジのリリースが決定している。
平和は今のところリリースがないな。
ただ、上記のとおり、今の「設定付きパチンコ」というものに対する期待感のなさは、メーカー各社が、
- とりあえず申請通過した、稼働期待値の低い機種を乱発したから
だと考えると、この2社がもっとも正しい戦略をとっていると言えるのかもしれない。
平和が今後、稼働に期待できるコンテンツ・機種で設定付きを満を持してリリースしてくることを期待したい。
今、稼働期待値がもっとも高いメーカーでもあるしな。
まとめ
最後に、もう1つメーカーに早急になんとかしてほしいのが、
- スタートが安定するゲージ構成
だ。
そもそも「設定」は、それありきでの話のはずなんだが、どのメーカーからもそこにアプローチした機種はリリースされてこない。
別に、俗に「管理型」「封入式」と言われるようなものである必要はまったくない。
期待しているのは、SANKYOの『スターウォーズ』や藤商事の『戦国恋姫』のような、釘の依存度を下げて、機構でスタートまでのルートを作るタイプの機種だ。
規則が変わり、『戦国恋姫』のような「完全振り分けタイプ」は作れないと思うが、例えば5千円、1万円というスパンで見た時に、スタートが限りなく安定するレベルのものは作れると思うので、特に、既に過去機種で開発実績のある、
- SANKYO
- 藤商事
には大いに期待している。
この2社は、新規則設定付きパチンコをもっとも精力的にリリースしたメーカーでもあるので、そろそろもう1歩踏み込んで、
- 稼働期待値の高いコンテンツの完全新機種で、
- スタートが安定するゲージ構成の機種
をリリースしてほしいところだ。
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