アバックヨだ。
設定付きパチンコが普及するのかどうか。
今後の運命を大きく占う大型機種の情報が入ってきたな。
海シリーズ初の新規則設定付きパチンコ「Pスーパー海物語in沖縄2」
機種の中身は、タイトルどおり「スーパー海物語in沖縄2」の甘デジの復刻版になるだろう。
新規の海ではないものの、業界を代表する超メガコンテンツの初の設定付きパチンコだけに、注目度は非常に高い。
さっそく、スペック詳細を見てみよう!
※設定示唆演出の情報が公開されましたので追記しました。(9月30日)
Pスーパー海物語in沖縄2 スペック詳細!
設定1 | 設定2 | 設定3 | 設定4 | 設定5 | 設定6 | |
低確率 | 1/119.8 | 1/117.4 | 1/114.9 | 1/113.1 | 1/110.7 | 1/106.5 |
高確率 | 1/19.9 | 1/19.6 | 1/19.1 | 1/18.8 | 1/18.4 | 1/17.7 |
アタッカー性能 | 14個賞球×9カウント | |||||
確変割合 | 100%(ST10変動) |
特図1&2共通 | |||
ラウンド | 割合 | 払い出し出玉 | 電サポ回数 |
10R確変 | 8% | 1260個 | ST10回+時短90回 |
4R確変A | 61% | 504個 | ST10回+時短60回 |
4R確変B | 31% | 504個 | ST10回+時短30回 |
設定ごとの出玉性能比較は以下のとおり
低確率 | 高確率 | ST10回転継続率 | ST10回+時短90回継続率 | ST10回+時短60回継続率 | ST10回+時短30回継続率 | |
設定1 | 1/119.8 | 1/19.9 | 約40.3% | 約71.9% | 約63.9% | 約53.6% |
設定2 | 1/117.4 | 1/19.6 | 約40.7% | 約72.6% | 約64.5% | 約54.2% |
設定3 | 1/114.9 | 1/19.1 | 約41.6% | 約73.4% | 約65.4% | 約55.1% |
設定4 | 1/113.1 | 1/18.8 | 約42.1% | 約74.0% | 約66.0% | 約55.6% |
設定5 | 1/110.7 | 1/18.4 | 約42.8% | 約74.7% | 約66.8% | 約56.4% |
設定6 | 1/106.5 | 1/17.7 | 約44.1% | 約76.1% | 約68.3% | 約57.9% |
低確率は、設定6でも1/99には届かず、100越えの確率となっている。
それ以外の点に関しては、「いつもの海の甘デジ」の範疇に収まるスペックだといえるだろう。
設定1と設定6の出玉率の差はどれくらい?
一番気になる設定ごとの出玉率の差を見てみよう。
計算上の数字の設定で出玉率は変化するが、仮に設定1で出玉率が100%になる値で計算してみると、
- 設定1 : 約100%
- 設定2 : 約102%
- 設定3 : 約103.5%
- 設定4 : 約105%
- 設定5 : 約107.5%
- 設定6 : 約111%
おおよそこれくらいの数字になる。
設定1と6の差は、約11%。
ヴァルヴレイヴやミルキーバーの設定6が120%~130%に設定されていることを考えると、控えめの設定になっているといえる。
ただ、従来の海シリーズの甘デジの出玉率は、本機種の設定4くらいの設定になっているので、
設定5や6に関しては、
- 過去の海シリーズの甘デジの中ではもっとも甘い
スペックになっているといえるだろう。
裏を返すとこれは、過去の海シリーズ同様のスタート設定で運用することを想定したスペック設計になっているといえる。
ユーザーが本機種を打つ場合は、設定推測はもちろんだが、それ以前に「従来通りの千円あたりの回転数」であるかどうかを意識して台選びをするべきだろう。
海シリーズに設定は必要なのか?
次に、海シリーズに設定をつけた場合にどのようなことが起こるのか、考察してみよう。
まず最初に考えなければいけないのは、「ユーザー層」になる。
海シリーズの主要顧客は、「高年齢層」のユーザーになる。
彼らが「海シリーズ」に求めているものは「安心して遊技できる」ということだろう。
そのことから「設定」というものを考えると、マイナス要素になる可能性が大いにある。
「6段階の設定推測」というゲーム性を全面に押し出すようなことをすれば、
- なんか面倒くさい
という感情を持たれ、稼働が即飛びする懸念は大いに考えられる。
そう考えると、
- 基本的には全台設定1。少台数のみ設定5・6を投入し、千円あたりの回転数を従来の海シリーズの甘デジよりも回して使う。
- 基本的には全台設定4。少台数のみ設定5・6を投入し、千円あたりの回転数を従来の海シリーズの甘デジ同様で使う。
このどちらかの運用がもっとも良いのではないかと考えられる。
導入台数が多くなれば(おそらくそこまで多くはならないだろうが、それでも他の新規則機よりは多くなるだろう)、設定狙いの知識のあるユーザーも興味を持つだろうから、そういう意味では
後者(全台設定4)
をまず試してみるのが良いかもしれない。
重要なことは、
「普通の台」
と
「高設定の台」
の2択であるというふうに感じさせること。
その上で、常連である「高年齢層」のユーザーに、
「玉が出やすい設定が良い台がある」
ということをうまくアピールできれば、苦しくなってきている4円での海甘デジの稼働を改善させるきっかけを掴める・・・かもしれない。
そうなってくると非常に大事なのが、「設定示唆」の演出だ。
基本的には
- 大当たり回数の多い台は良い台である
ということを常連ユーザーに覚えてもらうのが一番だが、「設定6確定」の演出が、高年齢層の海ユーザーに伝わりやすいものが搭載されていればベストだ。
- サムが出れば設定6確定!
- クジラッキーが出れば設定5or6確定!
- 金魚群が出れば設定4or5or6確定!
これくらいわかりやすいものが搭載されていれば最高だ。
カウント系や大当たり終了後の画面での示唆などは、なかなか伝えるのが難しいので、上記のような
「これが出れば!」
というものが搭載されていて、それがそれなりの頻度(4時間遊技すればどれか1つくらいは見れるくらい)のバランスで出現してくれれば、もっとも理想的ではないかと思う。
まあ、俺はホールでの勤務経験があるわけではないので、この考えが的を射ているのか外れているのかはわからないが、
「こういう考え方もある」
程度で見てもらえれば幸いだ。
追記:設定示唆演出の一部が公開!
白魚群なら高設定!?らしい
色の序列がD社では?というツッコミはナシかな? pic.twitter.com/ZlJkuJ2nIv
— 球貸業 (@tamakashigyo) 2018年9月26日
こちらは白泡。設定示唆らしい。
気づくのかな?特にメイン客層の年配のお客様は… pic.twitter.com/yGdI4jGlxY— 球貸業 (@tamakashigyo) 2018年9月26日
チャンスの字の後の変化にも注目だそうで… pic.twitter.com/X8jbLB3oTz
— 球貸業 (@tamakashigyo) 2018年9月26日
設定付きパチンコ
沖海2リメイクver
最後に出てくる「チャンス」の横のマークで設定示唆してるんやって!
他にも
「白泡」で1否定
「白魚群」で高設定確定らしい
バジキッズならぬ海キッズ誕生も近い。#海物語#設定付きパチンコ pic.twitter.com/jbtpKksJ7L
— 赤メガネ@設定狙い始めました (@hutuutte_nani) 2018年9月12日
まとめ
海シリーズ初の設定付きパチンコ。
復刻版ということもあり、沖縄4や大海4の甘デジほどの台数が導入されることはないだろうが、それでも
「新規則設定付きパチンコ」
としては、最多台数の導入がされるのだろう。
ヴァルヴレイヴは、ホール側も設定をしっかり使っていることがデータからも明らかなので、この機種の運用にも充分に期待を持つことができる。
常連の海ユーザーにしっかりと「設定付きパチンコ」の魅力が伝わり、少しでもパチンコが盛り上がってくれれば、今後の新規則時代にも希望が見えてくるので、今後の情報解禁やホールへの導入、そしてユーザーの反応を楽しみに待ちたい!